Kenさん(旦那さん)に
初めて会った時の印象は
なんて美しい目をしている人だろう〜。
出会った時は
もう30歳半ばだったのに
まるで少年のような
目をしていました^^
わたしがKenさんと
結婚した理由は
きっとそこだと思います^^
結婚して間もなく
わたしは慢性関節リウマチを
発症しました。
強いお薬を服用していた為
赤ちゃんを産むリスクを考え
わたしたちは話し合って
2人で生きる人生を選びました。
それから26年
本当に色々なことがありました。
楽しいことも
嬉しいことも
いっぱいありました。
また
辛いことも
苦しいことも
ありました。
わたしたちの結婚生活の中で
わたしの病は大きくのしかかっていました。
身体の痛み、それに伴う、心の痛み
それを2人でひとつひとつ乗り越えて来ました。
わたしは大学を卒業してからずっと
ピアノを教える仕事に携わっていました。
でもそれもままならなくなり
ピアノを卒業しました。
するとしばらくして
大好きな大好きな
ライアーに出会いました。
きっと病氣になっていなかったら
大好きなライアーと出会っていなかったかもしれない...
そう思うと病氣にも感謝です^^
神様が
わたしの奏でる楽器はこれですよと
教えてくれた氣がしています。
もちろん色々な所に変形があり
関節が固く硬ってしまっているわたしには
健常の皆さんとは同じようには弾くことができない...
そんな時、ライアーから声が聞こえて来たんです^^;
「あなたは皆と同じように弾かなくても良いのですよ。
あなたの音を、あなたにしか出すことのできない音を奏でて行けば良いのです。」と。
「そうだ、そうだよね^^
わたしにできること、わたしにしか出せない音がきっとある」
そう信じて今まで歩んで来ました。
ライアーとの日々は、楽しくて嬉しくて
まるで天界で過ごすような日々でした。
そんな中、もっと自然豊かな場所で暮らしたい...
という氣持ちが強くなり、
八ヶ岳へ移住する!と決めてから、なんと1ヶ月でお引っ越し^^;
今思うと本当にパワフルだったなあ。凄いエネルギーだったなあ。
と我ながら感心します^^;
でも人生は人が思う程長くはない。
やりたいことをしなければ
きっとここを去る時に後悔する。
そんなのは絶対に嫌だ。
そんな想いだけでここまで来た?笑
それでもわたしたち夫婦の価値観が同じだったからこそ
今があるのだと感じています。
Kenさんもわたしも元々好奇心が旺盛で
在り来りの人生にはあまり興味がないのかもしれません^^;
泣いたり、笑ったり、怒ったり、喧嘩したり、
それはそれは色々なことがあったけど
今となってはそのどれもが愛おしく思い出されます。
今年に入ってから膝の関節の変形が強くなり、痛みも強く
当初は必死になって、立って、歩いてを繰り返ししていました。
わたしの中で「歩けなくなったらどうしよう...」
そんな不安と恐怖でいっぱいになっていました。
「歩く」ということに執着していたわたしは
身体的にも精神的にもダメージを受け
Kenさんに
「わたし、もう天に還りたい... そう神様にお願いしてもいいかな?」
と言っていました。
わたしの今までの痛みや苦しみを見て来たKenさんは
「いいよ。わたしのしたいようにしていいよ。」と。
でもその時、わたしの意識は
その死の瞬間にワープしていて
止めどもなく涙が溢れて来ました。
人生において一切の未練はないけれど
Kenさんと一緒に過ごすことができないと思ったら
悲しくて...悲しくて...
その時、初めて
ああわたしはこの人のことを
こんなにまで愛していたんだなあと痛感しました^^;
先日、久しぶりに外食に出かけて
美味しそうに食べている
少年のようなKenさんを見て
どんな時でも、どんな状態であっても
この人と一緒にいれたら幸せだな〜と^^
この人の笑顔を見ていられたら幸せだな〜と^^
心の底から思い、とっても幸せな氣もちになりました。
「歩く」ということの執着を手放したら
本当に心が自由に軽やかになって^^
人は変化できるのです。
その変化を自分なりに楽しめば良いのです。
ただそれだけです。
そんな境地に立てた、自分を誇りに思います。
またKenさんをはじめ、
わたしを温かく見守って支えて下さっている
全ての人に感謝です。
皆さん、ありがとう〜。
この地球の全ての人々、動植物や自然が
幸せで満たされることを
心より願ってやみません。
今日という日が
わたしの今までの人生において
1番幸せです。
Kenさん、ありがとう〜。
わたし、ありがとう〜。
結婚記念日、おめでとう〜。
Kanon
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